Threads、台湾で大人気の理由はなぜ?

コラム 台湾

「Threads(スレッズ)」
「Threads(スレッズ)」

「Threads(スレッズ)」

Threads(スレッズ)とは、FacebookやInstagramを運営しているMeta社が2023年7月6日に新しくリリースした最新SNSです。

機能はTwitterとほとんど同じであり、短文を投稿することができるマイクロブログSNSとなっています。

実はこのThreads、リリース直後から台湾の芸能人、インフルエンサー、政治家などがこぞってアカウントを開設しており、かなり話題になっているのです。

そこで今回は、

なぜThreadsは台湾で人気があるのか?

現状、台湾人はThreadsをどのように利用しているのか?

今後、台湾でThreadsはどのように発展していくのか?

現時点で分かっていることを、現地メディアの内容に基づきまとめていきます。

 

メタの新SNS「Threads(スレッズ)」とは?

始めにThreadsをご存知ない方のためにその特徴を簡単に説明します。

もうすでにご存知の方はこの項目は読み飛ばしてください。

<Threadsの特徴>

  1. TwitterのようなミニブログタイプのSNS
  2. Twitterが原則1投稿140文字、写真4枚までに対し、Threadsは1投稿500文字、写真10枚まで投稿可能
  3. リツイートされた数は非表示
  4. ハッシュタグやキーワード検索の機能なし
  5. DM機能なし
  6. インスタ同様、悪徳業者、サクラ、アダルトコンテンツ、暴力的コンテンツ等はアカウント削除の対象に

3と4については、炎上や誹謗中傷の拡散を防止するためと言われています。(本当のところは分かりません)

また、6については、SNSの治安を維持するためのインスタの理念がそのまま反映されています。

 

台湾でThreadsが人気の理由3つ

さて、いきなり本題に入ります。

冒頭で「台湾でThreadsが人気である」と書きましたが、それはなぜでしょうか?

台湾メディアの分析記事を元に以下でご説明していきます。

 

理由①:もともと台湾ではTwitterが流行っていなかったから

Digital 2023:Taiwanの調査によると、毎月Twitterを使用している台湾人は16〜64歳のネットユーザー全体の約33.3%でした。

LINEは90.7%、Facebookは85.3%、Instagramは65.3%などとなっているので、これらに大きく差をつけられています。

実はTwitterはリリース当時繁体中国語版がなく台湾でのユーザー獲得が進みませんでした。

その影響で台湾では今でもTwitterが普及しておらず、利用するにしても海外のスターやアイドルの情報を追う程度で、積極的な発信をする人は多くないです。

逆に、LINE、Facebook、Instagramはリリース当初から中国語版を導入し、台湾で素早く普及しました。

多くの台湾人はFacebookやInstagramのアカウントを持っているので、Threadsのアカウントを開設しやすく、Twitter不在の隙間を埋める形になったのです。

 

理由②:Instagramユーザーであれば簡単にアカウントが作れるから

上で、台湾人の間ではFacebookやInstagramなどのSNSが主流であると述べました。

ThreadsはInstagramユーザーであれば多くのプロセスを簡略化し迅速にアカウントを作成することができます。

自分でアプリを検索及びダウンロードしたり、登録のために個人情報を入力したり、認証をしたりという手間は一切ありません。

よって今回台湾で大人気のInstagramからThreadsへのユーザーの大流入が発生したと考えられます。

 

理由③:台湾人は親しい人と連絡を取り合うためにSNSを利用する傾向があるため

中央社の取材にて台湾の有名ブロガー・壱哥氏は、台湾でThreadsが流行る理由を以下のように分析しています。

まず、Twitterはオープンなコミュニティであり情報の提供に特化していますが、FacebookやInstagramはクローズドなコミュニティであり仲の良い人との間で日常の出来事をシェアするのに特化しています。

台湾人は長い間FacebookやInstagramを使用してきているため、クローズドで守られたSNSを好む傾向にあり、同じ理由でThreadsも台湾人に受け入れられやすいのではないかと考えています。

 

現状、台湾人はThreadsをどのように利用しているのか?

現在、一般の台湾人ユーザーはThreadsで毎日の生活の中であったこと等をつぶやいています。

しかし、それとは別にインフルエンサーをフォローする目的の台湾人ユーザーも増えています。

上でも述べた通り、台湾ではTwitterは普及しておらず、多くの台湾人インフルエンサーもTwitterをやっていません。

しかし、Threadsがリリースされ、これまでTwitterをやっていなかったインフルエンサーがThreadsをやるようになり、そこに人が集まり始めているのです。

ファンの心理としては、Instagramでインフルエンサーの写真や動画を見るだけではなく、Threadsでインフルエンサーが考えていることも知りたいです。

このように台湾におけるファンの追っかけ活動もInstagramとThreadsで役割分担ができ始めています。

 

今後、台湾でThreadsはどのように発展していくのか?

Threadsの仕様はInstagramと簡単にアカウントを切り替えることができるようになっているので、Instagramが大好きな台湾人はこれからもThreadsを使用し続け、これが一過性の人気ではないことが予想されます。

また、冒頭で述べた通り、台湾ではすでに多くの芸能人、インフルエンサー、政治家などがアカウントを開設しており、それに伴い一般のユーザーもアカウントを開設し始めています。

Twitterは多くの企業・政治家・自治体等が公式アカウントを開設し、公式な情報発信の場として定着したことが、Twitter成功の理由の一つだと言われています。

台湾ではすでにこのような動きが出始めているため、Threadsが今後、現在のTwitterのような存在になる可能性もあります。

台湾のThreadsを取り巻く環境は日本とは異なるため、独自の発展をしてゆく可能があり、これからも台湾での動向に目が離せません。

 

参考資料:Threads到底紅什麼?上線1天破千萬人註冊 反觀Twitter為何台灣少人用?2原因讓它被邊緣化

参考資料:【觀點】Threads開放4小時,台灣註冊量達500萬!Meta新社群為何吸引台灣人?

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