【そもそもシリーズ】中国国内からのインターネット接続必須アイテム《VPN》

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中国ビジネス初心者が学びながら、まとめていこうという【そもそも】シリーズです。今回は中国でのインターネットの必須キーワード《 VPN 》です。

VPNって何?

前回のグレートファイアウォール編で少しふれましたが、VPNとは《Virtual Private Network》で、本来は中国とは関係なく、想定した人しか見られないようにするネットワークの仕組みです。詳しい説明はこちらで。
VPNを説明するサイトでのイメージイラストがトンネルのようになってます。なんだか、どこかの国でも”壁”を建設するものの、核心は”トンネル”だというお話がありましたが。。。

話を戻します。
中国ではそのままでは見られないGoogleやYouTube などはVPNサービスを契約することで現地在住外国人はアクセスしていることが多いです。中国の人々も使っています。特に学術的な論文の情報だったり、留学するときの情報収集など外国の情報に手軽にアクセスできないのはちょっと困りますよね。
海外に知り合い(友人)がいない場合などはFacebookやTwitterを使えなくても、WeChatやWeiboさえあれば不自由はなさそうですが。

規制強化でアクセスできなくなる?

2017年1月、中国政府がVPN規制を強化することを発表したとの報道が。
一時は『全面禁止』になるのではないかと騒がれましたが、”違法”業者(許可をとっていなかったり、回線をまた貸ししている業者)を取り締まるとの通達だったようです。主に国内の業者を取り締まるための発表だったようで、業務用などの登録済みの専用回線を使えば問題ないという補足文がでました。
ただ、将来的に大丈夫だと断言できないというのが、大方の見方です。ある日突然GoogleやYouTubeが見られなくなった経験がこういった意見を持たせているようです。

中国のインターネット自由度 2016年版では、65カ国中、最下位(2年連続)でした。
データ参照:https://freedomhouse.org/report/freedom-net/freedom-net-2016(英語サイト)

こういった環境下ながら、スマートフォンの発展性や生活との密着具合とのギャップが興味深いです。

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