写真の万里の長城は『Great Wall of China』
アメリカのトランプ大統領がメキシコとの国境に作ろうとしている壁は
『Great Wall』
では、『Great Firewall』とは?
正式(?)には『Great Firewall of China』です。
中華人民共和国(以下・中国)では様々なサイトが閲覧(アクセス)できない、アプリが使えないというのは周知の事実です。それを可能にしているのがグレートファイアーウォールです。金盾(きんじゅん)ともよばれます。
参照:一般的なファイアウォールの説明
実は、この仕組みの開発に関わったとして、複数の米国の多国籍企業の名前があげられています。
何ができて、何ができないのか。少し詳しく見てみます。
一部のアプリやサイトを、一覧にするとこのようになります。
※Googleは検索サービスは撤退しているが、広告表示のサービスなどでは現在でもサービス提供している
注)〇でも一部アクセス不可だったり、たまに不可になったりする
使えない代わりと言いますか、中国国内で使えるSNSや動画サイトなどがあります。もちろん国外からでもアクセスできます。多言語に対応しているものもみられます。
国産でアプリを開発し、国民(中国人)が好きな機能を加えれば、確実に人気がでますし、国外で一切使われなくても世界一の利用者数になりえるという中国市場の大きさに圧倒されます。
余談ですが、great firewallを含むページを翻訳すると「素晴らしいファイアウォール」と訳されました。
確かにgreatはそうなりますよね・・・。
全く見られないの?
中国国内にある多国籍企業や、在中国外国人も含め、VPNという仕組みを使うと、SNSやサイトを閲覧できます。(VPNについては後日詳しくお伝えします。)
爆発的な人気の動画生中継アプリ
昨年あたりから、日本のニュースなどにも、とりあげられている『ライブ中継アプリ』の人気ぶり。リアルタイムで配信されてしまうことと、相当数が同時に配信されるために、規制されてきませんでした。が、近い将来、数分遅れの中継にしたり、検閲するようになるのではないかとささやかれているとかいないとか・・・。しかし、そうなった場合、双方インタラクティブがなくなって面白味が半減してしまうでしょうね。