イギリスのネットマーケティング会社「We are social」が台湾のネットユーザーの行動を調査しました。
具体的には、台湾のネットユーザー人口、人気サイト、アプリのシェア、各SNSの広告効果などについてです。
2020年のデータにはなりますが、様々な角度からネットユーザーの行動を解説しており興味深いものとなっています。
ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
台湾ネットユーザーの人数
左から、
総人口:2380万人(都市人口は78%)
モバイルネットユーザー:2843万人(人口比119%)
インターネットユーザー:2051万人(人口比86%)
SNSユーザー:2100万人(人口比88%)
となっています。
モバイルユーザー数が総人口を超えていますが、これは一定数の人が複数台所持しているということです。
台湾ネットユーザーのネット使用時間
左から、
インターネットユーザー:2051万人
総人口に対するネットユーザーの比率:86%
ネットユーザーのネット使用時間:7時間57分
となっています。
また、モバイルネットユーザーに関しては以下のようになっています。
左から、
モバイルネットユーザー:1912万人
ネットユーザー全体に対するモバイルネットユーザーの比率:93%
スマホによるネットユーザーのシェア:93%
ガラケーによるネットユーザーのシェア:1.2%
モバイルデバイスを使用したネットユーザーのネット使用時間:3時間43分
となっています。
ネットユーザーのデバイス
左から、
モバイル:43.7%(前年同月比+3.5%)
パソコン:50.4%(前年同月比+0.7%)
タブレット:5.8%(前年同月比-24%)
その他:0.02%(前年同月比±0%)
となりました。
タブレットユーザーの減少が目立っています。
台湾でアクセス数の多いウェブサイト
まず、similarwebを使用して台湾でアクセス数の多いウェブサイトを調べてみました。
青い枠内の英語は左から、
WEBSITE:サイト名
CATEGORY:カテゴリー
MONTHLY TRAFFIC:月間トラフィック
TIME PER VISIT:一時間あたりの訪問者数
PAGES PER VISIT:一訪問あたりのPV
をそれぞれ示しています。
次に、ALEXAを使用して台湾でアクセス数の多いウェブサイトを調べてみました。
青い枠内の英語は左から、
WEBSITE:サイト名
TIME/VISIT:一時間あたりの訪問者数
PAGE/VISIT:一訪問あたりのPV
をそれぞれ示しています。
これらは100%正確な数字ではありませんので、similarwebとALEXAで若干のズレが生じています。
参考程度にご覧ください。
台湾人に人気のオーディオサービス
インターネットユーザーの総人口に対する各オーディオサービスのユーザー比率は以下の通りです。
左から、
オンライン動画:96%
VLOG:53%
音楽ストリーミング:63%
オンラインラジオ:40%
ポッドキャスト:45%
となっています。
プライバシーやフェイクニュースに対する考え
左から、
ネットの使用時間について制限しようと考えたことがある人の割合:21%
フェイクニュースかどうか考えたことがある人の割合:54%
企業による個人データの使用に関心がある人の割合:63%
アドブロック機能を使用したことがある人の割合:55%
ウェブブラウザからクッキーを削除したことがある人の割合:52%
となっています。
なお、これらの数字は世界平均を下回っています。
ソーシャルメディア(SNS)
左から、
ネット総人口のうち、SNSまたはメッセージアプリを使用したことがある人の割合:99%
ネット総人口のうち、積極的にSNSを使用している人の割合:77%
一日にSNSを使用する時間:2時間
一人あたりのSNSアカウント数:8.4
SNSユーザーのうち、SNSを仕事で利用している人の割合:35%
となっています。
台湾人に人気のソーシャルメディア(SNS)
16歳から64歳のネットユーザーが前月に使用したソーシャルメディアは以下の通りです。
Youtube、Facebook、Lineが上位を占めています。
日本で人気のTwitterは27%でした。
Facebook、Instagram、LinkedINでの広告効果
左から、
Facebook広告でリーチできる人の人数:1700万人
Facebook広告でリーチできる13歳以上人口の割合:80%
毎期ごとのFacebook広告効果の変化:なし
Facebook広告でリーチできる女性の割合:50.3%
Facebook広告でリーチできる男性の割合:49.7%
となりました。
左から、
Instagram広告でリーチできる人の人数:730万人
Instagram広告でリーチできる13歳以上人口の割合:34%
毎期ごとのInstagram広告効果の変化:+5.8%
Instagram広告でリーチできる女性の割合:53.5%
Instagram広告でリーチできる男性の割合:46.5%
となりました。
左から、
LinkedIN広告でリーチできる人の人数:230万人
LinkedIN広告でリーチできる13歳以上人口の割合:11%
毎期ごとのLinkedIN広告効果の変化:+4.5%
LinkedIN広告でリーチできる女性の割合:47.9%
LinkedIN広告でリーチできる男性の割合:52.1%
となりました。
台湾人に人気なモバイルアプリのジャンル
16歳から64歳までのユーザーで毎月使用しているアプリ
一段目の左から右に向かって、
チャット:95%
SNS:93%
動画:79%
ゲーム:52%
ショッピング:55%
二段目の左から右に向かって、
音楽:50%
地図:87%
銀行:44%
マッチング:7.6%
健康、運動:20%
となりました。
台湾モバイルアプリランキング:アクティブユーザー
アプリ及びゲーム別のアクティブユーザーランキングは上記の通りです。
台湾モバイルアプリランキング:ダウンロード
アプリ及びゲーム別のダウンロード数ランキングは上記の通りです。
台湾モバイルアプリランキング:消費額
アプリ及びゲーム別の消費額ランキングは上記の通りです。
ネットショッピング
左から、
ネットで商品を検索したことがある人の割合:88%
ネットショップを訪問したことがある人の割合:77%
オンラインで商品を購入したことがある人の割合:80%
PCを用いてネットで商品を購入したことがある人の割合:51%
モバイルデバイスを用いてネットで商品を購入したことがある人の割合:58%
となっています。
左から、
Eコマース(B2C)の市場規模:270億米ドル
Eコマース業界(B2C)の過去一年の成長率:13%
B2Cの小売業界に占めるEコマースの割合:17%
一人当たり平均のネットショッピング消費額:1,799米ドル
Eコマース全体に占めるモバイルデバイス経由の購買の割合:40%
となっています。
参考資料:we are social