3/20、ららぽーと台北南港が営業開始!開店1日目から大行列!人気の理由は?

コラム 台湾

3/20、ららぽーと台北南港が開店!営業開始1日目から大行列で人気の理由は?

2025年3月20日、台北にて「三井ショッピングパーク ららぽーと台北南港」が営業を開始しました。

開幕当初から現在に至るまで連日大盛況であり、ものすごい数の台湾人が訪問する様子がニュースを賑わしています。

なぜららぽーとは台湾でここまで人気なのでしょうか?

今回はららぽーとが台湾人の心を掴んだ理由をまとめていきます。

 

ららぽーと台北南港、開幕4日で20万人が訪れる

ららぽーと台北南港は3/20に営業を開始し、1日目は平日であるにもかかわらず3万人が訪問し、4日間で20万人が訪問しました。

上のYoutube動画をご覧いただくと、その盛り上がりがどれほどのものかを知ることができます。

 

ららぽーとが台湾で人気の理由

早速本題に入ります。

ららぽーとはなぜ台湾でこれだけ話題となり、これだけ人気なのでしょうか?

ある台湾人がネット掲示板に「台湾には遠東百貨、新光三越、Big Cityなどのデパートがあるのに、なぜららぽーとだけこれだけ話題となり人気なのか?」という投稿をしたところ、熱い議論が巻き起こりました。

今回はその掲示板の内容をもとに台湾人の意見をまとめてみました。

 

人気の理由①:家族向けの設計になっている

いたるところにソファがある

喫煙ルームがある

授乳ルームがある

建築の中心にトイレがあり、モール内のどこにいてもトイレに簡単にアクセスできる

ららぽーとは、大人にも、老人にも、子どもにも、乳児にも優しい設計で、家族連れが安心して一日を過ごせます。

こうした設備は日本では当たり前ですが、台湾(海外)では珍しいです。

台湾ではショッピングをしていて疲れたらカフェに入るのが一般的ですし、喫煙するには建物の外に出る必要があります。

授乳ルームがないことも多く、トイレはフロアの端にありトイレまでの動線も複雑で非常に遠い場合があります。

ららぽーとの設計は、日本ならではの細かい気づかいが体現されており、台湾現地では非常に評価が高いです。

 

人気の理由②:スペースが広く混み合わない

台湾は外食文化が盛んであり、デパートのフードコートは簡単に混んでしまいます。

ららぽーとは現地デパートに比べると面積が広く、客が多くても混み合わない設計になっているようです。

これにより客のストレスが軽減され、事故やトラブルも回避できています。

 

人気の理由③:台湾では珍しい日系ブランドがたくさん

台湾の現地デパートや現地ショッピングモールは台湾ブランドの出店がメインとなります。

台湾では日本の商品が人気ですが、なかなか手に入らないブランドや商品も多いようです。

しかし、ららぽーとは積極的に日本ブランドを誘致しており、台湾人を惹きつけています。

具体的には、例えば輸入食品の「カルディ」やスーパーの「LOPIA」などでは、台湾では絶対に買えない日本の調味料、日本の青果、肉、お菓子などを取り扱っており、食に対して関心が深い台湾人に大人気です。

また、日本ではお馴染みの「どんぐり共和国(ジブリのショップ)」や「ハリーポッターショップ」なども現在ららぽーとで非常に高い注目を集めています。ジブリやハリーポッターの映画は台湾でも知名度が高いですが、台湾にはこれらの店がこれまでなかったのです。

ららぽーとは「台湾での知名度は高いけれど商品が手に入らない」という需給のギャップを埋める役割を果たしています。

 

一部の客からは値段が高すぎるとの声も

もちろん高評価ばかりというわけではありません。

一部の利用者からは、日本や外国のブランドが多く、それらはほとんど輸入品なので、値段が高すぎるという声も挙がっています。

しかしそうした声はほんの一部にすぎません。台湾のららぽーとはそもそも「日本の商品を多く取り扱うことが前提のモール」ですし、ほとんどの利用者がその事実を受け入れています。

 

まとめ

台湾にはもともと親日的な風土があり、日本ブランドに対する知名度や信頼感も高いため、日本の商品が受け入れられやすい傾向にあります。また、欧米やその他の地域に比べると、台湾は生活様式が日本に近いこともあり、日本的な経営手法や習慣も自然に受け入れられます。

ららぽーと台北南港は電車やMRTでのアクセスが良く、旅行者でも簡単に行くことができます。台湾旅行や台湾出張の際にららぽーと台北南港を訪れて、実際にどのようなブランドが人気なのか、どのような層の台湾人が訪問しているのかなどを現地で見てみるのもいいでしょう。

 

最後に:ららぽーと台北南港に出店している日系ブランド一覧

具体的に、ららぽーと台北南港にはどのような日系ブランドが出店しているのでしょうか?

2025年4月現在、合計で237店舗が出店しているので、ここで全てをご紹介することはできません。

ここではフロア別に一部を列挙してみました。

全ての一覧はこちら(公式サイト)

地下一階

niko and …、象印、無印良品、QB House、LOPIA、一風堂、パナソニックなど

一階

Ape、Sony Center、資生堂、Poter International

二階

ナノユニバース、アーバンリサーチ、ビームス、ユナイテッドアローズ、J.S. FOODIES TOKYO

三階

OWNDAYS、スノーピーク、スノーピークカフェ、アシックス

四階

眼鏡市場、ワコール、ニトリ、ダイソー、赤ちゃん本舗、ジュンク堂書店、ABCマート、どんぐり共和国、武蔵野珈琲など

五階

太陽のトマト麺、金子半之助、大阪王将

 

<参考資料>

南港LaLaport 四天吸引逾20萬人湧入 網友點評優缺點(南港ららぽーと 4日間で20万人を動員。ネットユーザーが語る優れた点と欠点)

LaLaport比一般百貨強在哪?鄉民曝最大特色:這點沒得比(ららぽーとは一般的な百貨店と比べて何がすごい?ネットユーザーが語る最大の特徴。この点は超えられない。)

LaLaport紅什麼?「1特色」瞄準到正確客群,網友讚:大勝其他百貨(ららぽーとはなぜ人気?客を引き付けるたった一つの理由。ネットユーザーが語る、その他の百貨店にたいしょうする)

関連記事