学校法人イーエスピー学園 International Community Center 横堀耕祐様
日本国内の子供の数が急速に減少することが確実な中、学校法人様の経営を直撃する少子化対策として、留学生に着目し受験者数や入学生の増加を目指す学校法人様が増えています。
今回は中国からの留学生増加のために、弊社サービスをご利用いただいている学校法人イーエスピー学園様にお話しを伺ってきました。
学校法人イーエスピー学園様
http://www.esp.ac.jp
イーエスピー学園様は音楽・芸能・楽器・声優について学べる日本でも最大規模の専門学校様です。
卒業生には有名なクリエイターの方も多く、知名度も高い学校法人様です。一体どのような課題を持っており、その解決策として弊社サービスを選んでいただいた理由、効果などについてお話しを伺ってきました。
【目次】
■御校での課題はどのような事だったのでしょうか?
私達は少子化対策として、早くから留学生の増加には着目しアジア圏を中心として、学校説明会や個別の相談会、SNSを活用したコミュニケーションなどを行ってきました。
授業のカリキュラムや設備、卒業生の活躍実績などには自信を持ってはいるのですが、まだまだ海外での認知率が低く、留学先として選択のテーブルにも乗らない、という状況が続いていました。
海外から見た場合にそもそも日本の大学や専門学校というのは相対的に評価があまり高くなく、留学生市場の中では、アメリカやヨーロッパなどの次に選択肢として入ってくる、という状況でした。
そのような中、数少ない日本への留学が顕在化している人たちを、各学校がエージェントや日本語学校などを介して奪い合っている、という状況が続いており、それ以外で効率的に効果的にアプローチできる方法を探していました。
具体的には、まだ日本留学、音楽系の留学などが顕在化していない層の人達も含めて、我々の学校の事を知ってもらい、興味を持っていただけるようなお取り組みが出来ればと思っていましたが、よい方法やサービスを提供している会社さんが無く、その点を課題に感じておりました。
一言で言うと、海外における学校のブランディングを一緒にやってくれるところが必要でした。
限られた予算の中、試行錯誤を一緒に繰り返してくれて、長くお付き合いいただける会社さん、サービスを探していました。
多くの学校法人様は少ない日本留学顕在層をエージェントや日本語学校等を介して奪い合っている状況。そのような中イーエスピー学園様は潜在層まで含めて、認知獲得、興味喚起を行う方針を取っている。
■弊社サービスの導入を決定いただいたのは、どのような所が決め手でしたか?
ノーツさんの場合、広告ではなくPR視点でコンテンツの作成ができ、信頼と人気のある大手メディアでの掲載実績が多くあったこと、またメディアでの掲載数を保証してくれることから、WEB上での大量露出、SNSでの口コミ誘発が期待できました。
中国人スタッフが中国人に読んでもらいやすい原稿を作成し大手メディアで情報配信
また検証としてSNSデータの分析ができる、というところもセットになっているのが良かったです。
特に中国の場合はSNSの利用者数や利用状況が日本とは比べ物にならないくらいに多いので、これでPDCAを回しながら、施策を打っていけると確信しました。
毎回順調に多くの露出を獲得
施策毎にWEBやSNSでの検索行動が大きく増加(興味関心者が増加)しており、常に中国のネット上に話題を提供
広告が嫌われる中国において、自然な口コミの誘発や信頼の高いメディアでの露出というのはとても効果が期待できると思いましたし、上述したように、正しい情報を大きく露出し認知向上・興味関心の喚起を行えるという点は我々の課題解決にピッタリと感じました。
■実際の効果としてはいかがでしたでしょうか?
元々、認知・ブランディングの方法として考えていたので、すぐの効果は期待せず、3年単位くらいでの取り組みと思っていました。
ですが、夏の中国からの見学ツアー参加者が去年よりも増えましたし、何よりも今年の受験者、入学者が現段階で去年の1.5倍以上になっており驚いています。
おそらく、中国現地のこれから留学を検討する層だけでなく、既に日本語学校に来ている生徒でどこの学校を受験しようか検討していた人達にも情報が届き、このような結果になったのではないか、と思っています。
SNSの分析結果でもESPへの留学を希望する声なども出ていたので、思ったよりも早く結果に結びついてきている、という印象があります。
SNS上の書き込み内容を一部抜粋
■今後の留学生増加へのお取り組み予定はどのように考えておりますか?
2018年4月からはMI TOKYO(http://www.esp.ac.jp/mi/)という、アメリカのハリウッドで非常に地位も実績もあるMI(Musicians Institute)の日本版を我々と一緒に学校運営を行うことになっております。
アジア圏の学生からするとハリウッドと同じカリキュラムを近くの日本で学べるので、とても魅力がある学校になるのでは、と考えています。
日本国内の音楽カルチャーの盛り上げだけでなく、アジア全域の音楽産業の活性化に貢献できればと考えていますので、今後も国に関係なく多くの学生を受け入れたいと思っています。
そのためにも、イーエスピー学園とMI TOKYO共に今後とも中国を始めとしたアジア圏全域での認知向上、ブランディングは非常に重要な位置づけとなっています。
短期的な施策、日本への留学顕在層を奪い合うだけでは中々効果が見込めませんので、予算の限りは当然ありますが、ブランディングを中心とし、検証しながら継続的にお取り組みを続けていければと考えています。