2017-04-03

日本留学を目指す中国の若者の悩み

最近、日本を目指す中国人留学生が増えているのをご存知でしょうか。中国のあるメディアの報道によると、日本に入学する中国人の数はここ数年で急増しています。

中国語の記事: 由 “爆买”转向”爆留学” 日本中国留学生人数增加
爆買いから爆留学へ、日本に留学する中国人学生が増加

なぜこのように日本に留学生する中国人が増えているのでしょうか。これにはいろいろな理由があると思いますが、主には中国における深刻な就職難という事情があります。中国の大学進学率は現在40%程度だと言われています。
http://jp.xinhuanet.com/2016-04/07/c_135258930.htm

特に2001年以降に大学進学率の上昇が顕著で、これは政府が大学進学率を向上させる政策を推し進めたことによるものです。結果として多くの若者が大学に進学を果たしたわけですが、一方で大学生の就職難という問題も生まれました。


データ出所:http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52205484.html

超一流と言われる北京大学清華大学等を卒業していればまだしも、進学率向上のために新たに開設された知名度の低い大学を卒業したのではそう簡単には仕事がみつからないのが今の中国です。こうした大学であっても競争率は日本の普通の大学よりも遥かに激しいものがあり、若者からすれば苦労して中国の大学を卒業しても仕事がみつからないなら、海外の有名大学を出たほうが就職のチャンスも大きくなると考えるようになっており、これが日本へ留学を希望する中国の若者の増加に繋がっています。

もちろん、日本へ留学する明確な目的をもつ志の高い学生も多く存在しますが、一方で、結論(就職活動という現実)の先延ばしの対象として近場の日本を選ぶという学生も少なからずいることを考えれば、
http://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2014/ref14_02.html
↑こちらにあるような留学生の多い大学ランキングもまた違った見方が可能なのではないかと思います。

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